ジャニーズ川崎大師初詣は現在どうなった?カウコン後の伝統と真相
大晦日の東京ドームで開催される「ジャニーズカウントダウン(通称:カウコン)」の熱気が冷めやらぬ深夜、トップアイドルたちを乗せた大型バスが神奈川県川崎市へと向かう――。かつてのお正月、未明の川崎大師(平間寺)には、世代を超えた所属タレントが一堂に集結し、厳かな護摩焚き祈祷を受ける姿がありました。ファンにとっては新年の幕開けを告げる象徴的な恒例行事であり、毎年のように現地からの目撃情報がSNSやメディアを賑わせていたものです。
しかし、近年の社会情勢の変化や事務所の大きな転換期、そしてSTARTO ENTERTAINMENTへの移行を経て、かつての集団参拝はどう変化したのでしょうか。「なぜ川崎大師だったのか」「歴代の参加メンバーや裏話」「そして2026年現在の実施状況」に至るまで、芸能記者としての取材メモや過去の記録を交えながら、伝統の厄除け祈願にまつわる真相を紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:かつてカウコン終了直後、専用バスで川崎大師へ向かい深夜に厄除け祈願を行うのが事務所の伝統行事だった。
- 要点2:コロナ禍での感染対策や事務所の組織再編に伴い、大人数での深夜一斉参拝は事実上の中止・見直しとなった。
- 要点3:2026年現在は事務所単位の集団参拝ではなく、タレント個々のスケジュールやプライベートに委ねる形へと移行している。
【伝統のルーツ】なぜ川崎大師なのか?厄除け祈願とジャニーズの深いつながり
そもそも、なぜこれほど多くの寺社仏閣がある中で、川崎大師が選ばれていたのか。その背景には、古くから続く信仰の歴史と、エンターテインメント業界特有の事情が重なり合っています。
川崎大師は正式名称を「平間寺(へいけんじ)」と呼び、厄除け大師として全国にその名を知られています。芸能界において初詣の場として定着したきっかけは諸説ありますが、1990年代後半に東山紀之さんが厄年の厄除け祈願に訪れたことが大きな契機とされています。過密なスケジュールの中で激しいステージをこなし、常に怪我やトラブルのリスクと隣り合わせにあるタレントたちにとって、厄を払い一年の無病息災と安全を祈願することは極めて重要な意味を持っていました。
また、川崎大師は深夜の護摩祈祷に対応できる受け入れ態勢が整っており、警備面や動線確保のノウハウを持っていたことも大きな理由です。事務所幹部や歴代のトップタレントたちが祈祷の力に厚い信頼を寄せた結果、単なるプライベートの参拝を超え、事務所を挙げた新年の恒例行事へと発展していきました。
【深夜の移動劇】カウコン直後の「専用バス」と歴代参加メンバーの豪華すぎる顔ぶれ
当時の様子を振り返ると、そのスケール感はまさに圧巻の一言でした。東京ドームでのカウントダウンコンサートが午前0時半過ぎに終演を迎えると、出演者たちは汗を拭い、私服に着替えてすぐさま移動の準備に入ります。深夜2時前後の東京ドーム関係者口には、複数台の大型専用バスが横付けされていました。
歴代の参加メンバーを振り返ると、日本のエンタメ史を彩る錚々たる顔ぶれが並びます。
- レジェンド・ベテラン勢:東山紀之、近藤真彦、木村拓哉、TOKIO(城島茂、国分太一、松岡昌宏)、V6、KinKi Kids
- 黄金期を牽引したグループ:嵐、NEWS、関ジャニ∞(現・SUPER EIGHT)、KAT-TUN
- 若手〜次世代グループ:Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone(現・timelesz)、A.B.C-Z、WEST.、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子
デビュー組のほぼ全組が一堂に会する光景は、カウコンのステージ上ですら見られないほどの濃密さでした。普段はグループごとに異なる活動をしているタレントたちが、バスの車内や本堂の控え室で新年の挨拶を交わし、先輩・後輩が親睦を深める貴重なコミュニケーションの場としても機能していたのです。
【現地の熱狂】ファン騒然の「目撃情報」と川崎大師周辺の厳戒態勢
深夜2時半から3時を回る頃、川崎大師の境内は異様な熱気に包まれていました。夜通し参拝を続ける一般の初詣客に混じり、深夜の到着を待つ熱心なファンの姿も多く見られました。
専用バスが境内の関係者通用門に到着すると、屈強なスタッフや警備員による厳戒態勢のガードが敷かれます。タレントたちはダウンジャケットやコートといった私服姿に身を包み、本堂へと足早に向かいました。暗がりの中でも放たれるオーラは隠しきれず、SNSが普及して以降は「木村拓哉と長瀬智也が並んで歩いていた」「山田涼介と平野紫耀が談笑していた」といったリアルタイムの目撃情報がネット上を一瞬で駆け巡るのが毎年恒例の光景でした。
本堂内では、タレントたちが神妙な面持ちで正座し、炎が燃え盛る大本堂で厄除けの護摩祈祷を受けます。祈祷を終えたメンバーたちが、大きな破魔矢や名入りのダルマ、お札を大切そうに抱えて再びバスへと乗り込む姿は、お正月ならではの風情を感じさせるものでした。
【中止の真相】なぜ恒例の初詣は途絶えたのか?転換期と中止の理由
長年続いたこの恒例行事ですが、時代の変化とともに大きな転換期を迎えることになります。深夜の一斉参拝が途絶えるに至った主な要因は、大きく分けて3点存在します。
第1の要因は、2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大です。深夜に数十人規模のタレントと多数のスタッフ、警備員が密集して移動・参拝することは感染リスクの観点から困難となり、まずは安全最優先の判断として集団参拝が見送られました。
第2の要因は、周辺環境への配慮とセキュリティリスクの増大です。SNSの爆発的な普及により、タレントの到着時刻や待機場所の情報が瞬時に拡散されるようになりました。深夜の境内や周辺道路に一部のファンが殺到し、一般の初詣客の通行を妨げたり近隣住民への騒音トラブルにつながる懸念が高まったことで、警察や寺院側との協議の上でも、従来通りの形式を維持することが難しくなっていきました。
そして第3の決定打となったのが、事務所の組織再編とマネジメント方針の変革です。旧ジャニーズ事務所の解体とSTARTO ENTERTAINMENTへの移行に伴い、所属タレントとの契約形態は従来の「一括管理型」から「エージェント契約」や「個別マネジメント」を中心とした近代的なスタイルへと刷新されました。事務所主導で全員をバスに乗せて深夜参拝させるという全体行事そのものが、コンプライアンスやタレントの自主性尊重の観点から見直されることになったのです。
【2026年現在の状況】STARTO社の初詣事情とタレントたちの「いま」
2026年現在、川崎大師での大規模な深夜集団参拝は行われていません。事務所公式の恒例行事としての「カウコン後の川崎大師初詣」は完全に幕を下ろしたというのが取材を通じて得られた確かな事実です。
では、タレントたちはお正月の厄除けや初詣をどうしているのでしょうか。現場を取材すると、現在は以下のような多様なスタイルへとシフトしています。
ひとつは、「プライベートでの個別参拝」です。川崎大師への信仰や愛着を持つタレント自身が、混雑する元旦の深夜を避け、三が日の日中や1月中旬の落ち着いたタイミングに個人的に厄除け祈願へ訪れるケースは今も続いています。また、舞台公演を控えるグループが座長を中心に舞台成功祈願を兼ねて別の日程で参拝するなど、活動スケジュールに合わせた柔軟な形が取られています。
もうひとつは、「初詣先の多様化」です。都内の豊川稲荷東京別院(芸能の神様として知られる)や明治神宮、日枝神社など、それぞれのタレントやグループが縁を感じる神社仏閣へ個別に足を運ぶケースが増えています。
形式こそ変わったものの、一年の無事を祈り芸道への精進を誓うというタレントたちの本質的な想いは、今も変わらず受け継がれています。
【名刹の魅力】ジャニーズ以外も訪れる川崎大師と芸能人初詣の歴史
川崎大師が惹きつけるのは、アイドルグループだけではありません。江戸時代から続く芸能人初詣の聖地として、歌舞伎役者、落語家、演歌歌手、テレビ・映画関係者など、幅広いエンターテインメント関係者が毎年祈祷に訪れることで知られています。
本尊である厄除弘法大師の御利益は「あらゆる災厄をことごとく消除する」とされ、人気の浮き沈みや突発的なトラブルに見舞われやすい芸能界において、強い心の拠り所となってきました。川崎大師名物の「咳止め飴」や「開運だるま」など、縁起物を取り扱う仲見世通りの賑わいも、多くの表現者たちに愛され続ける理由のひとつです。
かつてのジャニーズタレントたちの参拝をきっかけに川崎大師を知ったファンが、現在も聖地巡礼やお礼参りとして現地を訪れ、厄除け祈願やお札を受け取る姿も日常的な光景となっています。
【ジャニーズの川崎大師初詣】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:かつてジャニーズが川崎大師に参拝していた時間帯は何時頃でしたか?
A1:大晦日のカウントダウンコンサートが終了した後、深夜2時〜3時半頃にかけて到着し、大本堂で深夜の特別護摩祈祷を受けていました。夜明け前の午前4時頃にはバスで都内へ戻るという強行スケジュールでした。
Q2:タレントが祈祷で授与されていたダルマやお札は一般人でも手に入りますか?
A2:はい、一般の参拝者でも同じように本堂での護摩祈祷を申し込むことで、お札(護摩札)を授与していただけます。また、境内の仲見世通りにある各店舗で様々なサイズの開運厄除けダルマが販売されており、誰でも購入可能です。
Q3:STARTO ENTERTAINMENTになった現在、川崎大師でメンバーに遭遇する可能性はありますか?
A3:深夜に大型バスで集団参拝する行事は行われていないため、かつてのような大規模な目撃はありません。ただし、タレント個人がプライベートや厄年の祈祷として日中に訪れる可能性はゼロではありません。参拝の際は寺院や一般参拝客の迷惑にならないようマナーを守ることが大切です。
まとめ:時代とともに形を変える新年の祈りとエンタメの伝統
大晦日の熱狂から深夜の川崎大師へ直行する光景は、昭和から平成、そして令和初期のエンタメ界を彩ったひとつの象徴的なドラマでした。深夜の境内に響く読経の聲と護摩焚きの炎、そして一年の安全を祈るスターたちの真剣な眼差しは、多くの人々の記憶に刻まれています。
時代の要請や環境の変化に伴い、大型バスを連ねた集団参拝というスタイルは幕を閉じました。しかし、2026年を迎えた現在も、タレントたちが芸の成功とファンの幸福を願う祈りの精神そのものは失われていません。形を変えながらも続いていく伝統とタレントたちの新たな歩みに、今後も温かい視線を送りたいところです。 (出典: ジャニーズ 川崎 大師(Yahoo!ニュース))